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桜には桜が見えているんですかね?

昔から植物が好きでして、樹も草花も苔もどれこれとなく好きで、今や会話をする域にまで達しています。

「寒いすね、大丈夫ですか?」、、、、今日も返事はないですけど。

「あらーものすごい咲きますねぇぇ」、、、、返事はないんですけど、聞こえてくれてる感じはします。してます、勝手に。

あ、完全に向こうの声が聞こえて来る場合もあります。「すいませーん水くださーい!!」とか、「この鉢きついんですけどー!」とかはよく聞こえてきて、見知らぬ家の庭先の場合、通り過ぎるのが心苦しい時、しばしば。

外に自生してる植物で、えらいもんだよなぁと感心するのは、種が落ちたその場所から一歩も動かずに一生をそこで過ごすという恐ろしく腰のすわった生き方をしているあたりです。

「はい、私ここですね、はい、やってみます。はい、まず双葉を広げまして、えーとしばし雨を待ちます。はい、雨来たー!水いただきまーす。おいしいでーす。 ぉおっと誰かがふんずけましたね、はい、タヌキでしたー 大丈夫でーす。」、、、、そんなん何十年もやってようやくあの巨木になっていくとか、すごくないですか。 よくまぁずっとここで、と思いながら見上げること、しばしばです。

なので皆なすごいパワーを発しています。「なめんじゃないよ」というような。 たまに幹に手を当ててみますが、「ありがとうございましたー。」という気分になります。「すいませんなんか、小さいことになやんでおりまして」もあるし、「あ、なんか見てました?こないだのあのこと」みたいな懺悔もあります。 到底かなわない大きさで上から見てたり、全く見向きもされなかったりが、しばしばなのです。

今年も桜が終わり、若葉の季節になりました。 桜を見ていて思いましたが、そういえば桜自身には桜が見えているんでしょうか? 他の花たちも、自分の花、見えているんでしょうか?

こういう色でこういう形で咲くとあの蜂がたくさん来てくれるんだ、とか、この色で実を熟せばあの鳥が見つけやすいだろうとか、どうやって、やってんですかね。色の概念とかあるんですかね? なんか人間でいう眼のようなセンサーがあるんですかぁ? どこにー?

あぶなく眠れなくなります。

えー、見えているし、聞こえている、ということにしましょう。 いつも通り、そう思って過ごしていた方が良さそうです。

来世、木に生まれたいとは思ってないんですが(動き回りたいので)、とにかくこの惑星の中には本当にいろんな種の生き物というのがいるものだよなぁとか、想いは発展して行きながら、風呂に入り、夕食を食べ、いつの間にか今夜も眠る、ということにします。

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