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歌詞とのつきあい。

曲を作る時はたいがいメロディーが先に浮かびがちです。

その時の気分を、想いを、なぜか外に出しておかないといけない性分というのがあるので、ギターを抱えて、その作業を夜な夜なやるわけです。これはシンガーソングライターの皆さんが多分みんな持ってしまっているある種の病だと思うんですが、

メロディーが先に出来て、あとから歌詞をつけていくことっていうのが、これが又なかなかに難しい作業でありまして、

自分がそれによって苦しめられてしまうのを嫌ってほど知っているので、近年は出来るだけ同時進行で作っていくことにしています。その方が一応「 曲が出来た !」と言えて、楽になれるからですね。そうしないと更にモンモンと何かがつまって行って、破裂する可能性があるからですね。

歌詞こそがダイレクトな自分の分身だと思っているのですが、それがうまく流れ出てこないことは多々あります。ので、何年もこうして歌詞ってやつと向き合っていますが、「 お前のこと嫌いになりそう 」と思うことしばしばです。

メロディーがあるので入れられる言葉の数が決まっています。音として発声するので語感の選択も大事です。独自性のあるキャッチコピーもあった方がよく、誰もが共感出来る内容なら最高です、、、。という理論が行ったり来たりしながら、

堅苦しいことは抜きにして、シンプルな言葉を歌い切れたらそれが一番じゃないかと思う夜もあります。

いずれにしても、歌詞っていうのは、長く傍にい続けているライバルのような存在であり、時には自分を満たしてくれる味方のようでもあり、これからもうまくつきあっていきたいものです。

自分の分身を放出させる幸せと、誰かと共鳴し合う幸せを、両方願ったりしてんですからねぇ、、困ったものです。

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