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歌を歌うっていうROOTS

うちの両親はまだ元気でいてくれて、北海道の田舎で過ごしています。今年の正月に5年ぶりに帰って、いろんな話をしてきました。

大橋家のルーツを辿ると、かなり、いろんな歴史があって、僕の父親は北方領土と呼ばれる国後島(くなしりとう)で生れています。第二次世界大戦の終わりを告げられた後、ロシア軍が国後島に入り込んで来る中、一家全員、ロシア軍に見つからないように、或る夜、小舟を引いてもらう船と話をつけ、北海道の本土まで逃げて渡って来たそうです。父親が5歳の時です。

その後、難民のような生活をしながら、今の土地で漁師としての生活が出来るようになったことを最近になって克明に知るようになりました。

僕が生まれてからのことは、ありがたいことに幸せに過ごさせてもらったわけですが、、、。   今僕が歌を歌う時、新しい曲を作る時、何を言いたいんだろうって思う時が当然あって、

楽しくなれる音楽も好きだし、優しい音楽も、激しい感情を歌っているものも好きだし、

小難しいことを通り抜けた先の、シンプルな歌も、好きです。

でもやっぱり、根源は、生まれて来たこととか、生きていることとか、やっぱりそういうことの何かを、なぜか歌いたくなるんだなぁと、この頃また再確認しています。

ひいおじいさんは彦八さんと言って、1枚だけ残っている写真のコピーを北海道から送ってもらい、部屋に置いてあります。

彦八さんに届くような歌が生れたらなぁと思いながら、さて今日は何を歌おうかと思いながら、なんで歌を歌いたくなるのかなぁと思いながら、んーーー、なぜか歌を歌いたくなる不思議な感覚が消えません。

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